思い出の伊勢路。 [旅]
梅雨明け直前の、どんより蒸し暑い日でしたが、
妹と一緒に日帰りで伊勢まで行ってきました。
近鉄で名古屋から片道1時間半の旅です。
伊勢神宮参拝が第一目的ですが、
祖父母が伊勢に住んでいたため、
昔の思い出を辿る旅にもなりました。
まずは、外宮から。
遷宮後で、まだ新しいお社へ参拝です。
その後、バスで内宮へ移動。
はい、赤福本店。
皆さんご存知なお店だとは思いますが、
私と妹にとっては、小さな頃から
春休み、夏休み、冬休み、と
祖父母や両親に連れられて通ったお店です。
その頃はおかげ横丁もありませんし、
お土産物屋さんと赤福があったくらいの記憶です。
今はお向かいに「赤福氷」専門のお店もありますが、
もちろん当時はありません。
猛暑の中で、かき氷にもひかれるものはありましたが、
ここは本店で「赤福3つ盆とお番茶のセット」でしょ、と。
こちらも変わってません。
毎日毎日、早朝から休むことなく火がくべられているかまど。
疲れも癒えたところで、
内宮参拝へ。
宇治橋を渡り、奥へ進むにつれて、
大きなご神木の数々や、五十鈴川のせせらぎが
遠く昔の記憶をひとつづつ呼び起こしてくれます。
こちらも遷宮後の新しいお社に
無事参拝を済ませました。
もう一度おかげ横丁へ戻って、手こね寿司など食べて、
次の目的地、二軒茶屋餅角屋本店へ。
距離的にはさほど遠くもないのですが、
バスの本数があまりなく、
行きも帰りも時間的にはずいぶんかかってしまいました。
こちらが二軒茶屋餅角屋本店です。
まるで時代劇のセットのような佇まい。
扱っている商品も「二軒茶屋餅」オンリー。
あまりに潔く、かっこいい。
この建物、赤福本店と形がよく似てます。
どちらも築100年を優に超える建物ですが、
切り妻造りと呼ばれる屋根の形をしており、
この辺りではお店だけでなく、
古い民家などにも似た建物が今も残されています。
それ以外にも、1年じゅう注連縄飾りをかけたままにしたりと
伊勢の風習は独特のものが多いように思います。
祖父母の家もそうでした。
赤福餅のほうが有名かもしれませんが、
私たちは小さな頃からこちらのお餅が大好き。
400年以上前から、伊勢神宮へ水路で参拝される人たちの休憩所として
このお餅があったそうです。
お店のすぐ裏手には、勢田川の船着き場があります。
最初はお餅だけを売っていたのでしたが、
その後お醤油と味噌も作られるようになり、
道を挟んで向かいには醤油味噌蔵もあります。
(あ、今は地ビールも作られてます。)
醤油味噌蔵を、見学させていただきました。
こちらも、築100年以上たってる当時と何も変わらない蔵とのこと。
お料理屋さんへ卸してる分と地元の人が買いに来る分くらいしか
作ってない、とおっしゃってましたが、
昔からの仕込みと発酵で今なお作ってます。
この釜で、出来上がった醤油を炊き、
別の樽に移します。
ちょうどこの日、釜で炊いて樽へ入れたところだったらしく、
使い終わった釜を丁寧に洗っていらっしゃいました。
あたりは、醤油を炊いた良い香りが立ち込めてます。
伊勢うどんの汁は、このたまり醤油から作られていたとか。
ここだけ時間が止まって、当時の様子が目に浮かぶような場所でした。
昔を知る、長く勤めていらっしゃるご様子の方々に、
いろいろとお話しをうかがえてよかった。
さあ、宇治山田駅まで戻りましょうと思っても
バスの時間がまったく合わず、結局猛暑の中を駅まで歩きました。
いやー、他にも私と妹だけに分かる、
どーでもいい思い出の場所なんぞもあったりして、
大汗かいて、大笑いして、
名古屋へ戻ってビールで乾杯して帰りました。
小さい頃の楽しい思い出・・・、
なんて幸せなことでしょうか。
私たちを可愛がってくれた亡き祖父母、
休みごとに連れて行ってくれた母、
今回一緒に行った妹、
伊勢のお店の方々、
もろもろ深く感謝。
妹と一緒に日帰りで伊勢まで行ってきました。
近鉄で名古屋から片道1時間半の旅です。
伊勢神宮参拝が第一目的ですが、
祖父母が伊勢に住んでいたため、
昔の思い出を辿る旅にもなりました。
まずは、外宮から。
遷宮後で、まだ新しいお社へ参拝です。
その後、バスで内宮へ移動。
はい、赤福本店。
皆さんご存知なお店だとは思いますが、
私と妹にとっては、小さな頃から
春休み、夏休み、冬休み、と
祖父母や両親に連れられて通ったお店です。
その頃はおかげ横丁もありませんし、
お土産物屋さんと赤福があったくらいの記憶です。
今はお向かいに「赤福氷」専門のお店もありますが、
もちろん当時はありません。
猛暑の中で、かき氷にもひかれるものはありましたが、
ここは本店で「赤福3つ盆とお番茶のセット」でしょ、と。
こちらも変わってません。
毎日毎日、早朝から休むことなく火がくべられているかまど。
疲れも癒えたところで、
内宮参拝へ。
宇治橋を渡り、奥へ進むにつれて、
大きなご神木の数々や、五十鈴川のせせらぎが
遠く昔の記憶をひとつづつ呼び起こしてくれます。
こちらも遷宮後の新しいお社に
無事参拝を済ませました。
もう一度おかげ横丁へ戻って、手こね寿司など食べて、
次の目的地、二軒茶屋餅角屋本店へ。
距離的にはさほど遠くもないのですが、
バスの本数があまりなく、
行きも帰りも時間的にはずいぶんかかってしまいました。
こちらが二軒茶屋餅角屋本店です。
まるで時代劇のセットのような佇まい。
扱っている商品も「二軒茶屋餅」オンリー。
あまりに潔く、かっこいい。
この建物、赤福本店と形がよく似てます。
どちらも築100年を優に超える建物ですが、
切り妻造りと呼ばれる屋根の形をしており、
この辺りではお店だけでなく、
古い民家などにも似た建物が今も残されています。
それ以外にも、1年じゅう注連縄飾りをかけたままにしたりと
伊勢の風習は独特のものが多いように思います。
祖父母の家もそうでした。
赤福餅のほうが有名かもしれませんが、
私たちは小さな頃からこちらのお餅が大好き。
400年以上前から、伊勢神宮へ水路で参拝される人たちの休憩所として
このお餅があったそうです。
お店のすぐ裏手には、勢田川の船着き場があります。
最初はお餅だけを売っていたのでしたが、
その後お醤油と味噌も作られるようになり、
道を挟んで向かいには醤油味噌蔵もあります。
(あ、今は地ビールも作られてます。)
醤油味噌蔵を、見学させていただきました。
こちらも、築100年以上たってる当時と何も変わらない蔵とのこと。
お料理屋さんへ卸してる分と地元の人が買いに来る分くらいしか
作ってない、とおっしゃってましたが、
昔からの仕込みと発酵で今なお作ってます。
この釜で、出来上がった醤油を炊き、
別の樽に移します。
ちょうどこの日、釜で炊いて樽へ入れたところだったらしく、
使い終わった釜を丁寧に洗っていらっしゃいました。
あたりは、醤油を炊いた良い香りが立ち込めてます。
伊勢うどんの汁は、このたまり醤油から作られていたとか。
ここだけ時間が止まって、当時の様子が目に浮かぶような場所でした。
昔を知る、長く勤めていらっしゃるご様子の方々に、
いろいろとお話しをうかがえてよかった。
さあ、宇治山田駅まで戻りましょうと思っても
バスの時間がまったく合わず、結局猛暑の中を駅まで歩きました。
いやー、他にも私と妹だけに分かる、
どーでもいい思い出の場所なんぞもあったりして、
大汗かいて、大笑いして、
名古屋へ戻ってビールで乾杯して帰りました。
小さい頃の楽しい思い出・・・、
なんて幸せなことでしょうか。
私たちを可愛がってくれた亡き祖父母、
休みごとに連れて行ってくれた母、
今回一緒に行った妹、
伊勢のお店の方々、
もろもろ深く感謝。